ニュース記事引用・・・
F1レッドブルの角田裕毅(25)が夏休みに電撃解雇される動きが加速する中で、その場合には昨季まで同じポジションにいたセルジオ・ペレスが〝緊急登板〟する可能性が急浮上した。 角田は4月の昇格後から低迷が続いており、近走は内容も悪化。オーストリア・グランプリ(GP)では28日の予選Q1敗退の18番手と大きく出遅れた上に、29日の決勝ではフランコ・コラピント(アルピーヌ)を無理に追い抜こうとして接触し、痛恨のペナルティーを受けて最終的に〝2周遅れ〟で屈辱の完走中最下位となる16位に沈んだ。 結果、内容ともにこれ以下はないほどの低迷を受けて、更迭論が加速。まもなく迎える夏休みでの電撃解雇が現実味を帯びてきた。 緊迫した状況の中で、メキシコメディア「アルバット」は「レッドブルはチェコ・ペレスを検討する時期か?」と報道。昨季までレッドブルで不動の第2ドライバーとして実績を積み上げたペレスが緊急復帰する可能性を報じた。 「角田のパフォーマンスは、レッドブルが行動を起こすべき時が来たのかどうかという議論を、F1コミュニティーで巻き起こした。これにより、セルジオ・チェコ・ペレスの名前が再び話題に上った。レッドブルは彼の復帰を検討しているのだろうか」と指摘。ペレスの名前が急浮上してきた最新動向を伝えた。 レッドブルで角田が更迭された場合には、これまで姉妹チームのレーシングブルズで台頭しているアイザック・ハジャールの昇格が濃厚とみられてきた。しかし、シーズン途中で交代となると、今季の角田や前任のリアム・ローソン(レーシングブルズ)の例を見ても分かるように失敗のリスクが大きい。次の候補とされる有望株アービッド・リンドブラッドもF1経験がなく、それこそ才能を潰しかねない。 そんな難題を解決すべく白羽の矢が立ったのがペレスだ。夏休みからシーズン終了までの〝代打〟として、すぐにマシンやチームへの順応も期待できる。昨季終了後にレッドブルをクビになったため現在はフリー。来季は新チームのキャデラックでの参戦もうわさされる中で、たとえ〝半年契約〟でもF1でのレース勘をキープできるのはペレスにとっても渡りに船だ。 レッドブルにとっては窮地を脱する〝ジョーカー〟となりそうなペレスの電撃復帰。首脳陣は角田と天秤にかけてどちらを選ぶのか…。